平家物語の前半は、平清盛の死に向かって、清盛へのヘイトを積み上げるための「機能を持った死」が多い。それでも宇治橋の戦いでは源頼政をはじめ武士の「情念の凍結のための美しい死」が描かれている。
私たちが感じる「美しい死」の源流は既に古事記に見られるが、その後、死は祟り・穢れの対象に変わった。 しかし、無常観と情念が怨霊化することへの恐怖が結合して「情念の凍結」という現在の美しい死の形が完成したのではないか。
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